灼熱の熊野古道・中辺路 小広峠~熊野本宮大社 in 2006 その⑥
復刻シリーズ「中辺路灼熱無限地獄 in 2006」 今回で終了。
『 ・・・ 炎天下、息も絶えだえの中辺路行レポートも今日でオシマイ。
暑さに喘いでから、もう1週間たったのやね。
北さんとワシは、中辺路歩きの最終的な一区切り、「発心門王子」についたのだ。
右側の写真は盛夏の昼下がり、照り返しで道が白くヒカッてるでしょ。その道を2人はヨロヨロと進んだのだが。
発心門王子に着いた頃から、北さんの具合がおかしい。
「この後は、アスファルトの道だけやろ。バスで行こ」
あきませんって。最後まで歩きとおしての古道ウォーク(注・当時のワシの写真だけれども、首にけっこう余分な脂肪がついているけど。今はないのだ)。
北さんのヘロヘロ度は歩を進める毎に強まっていくのであった。
これは。ひょっとして。「ダル」に憑かれましたな。北さん。
「ダル」は熊野から吉野、高野の山中によく現れ、旅人にとり憑いて飢えと渇きで一歩も歩けなくしてしまう、山中で行き倒れた者たちの亡霊であるという。南方熊楠もダルに憑かれて九死に一生を得た経験を書き残しているのだ。
写真は、熊野本宮大社のみやげ物屋の店先で、「ダル」に憑かれたままの状態の北さん。よーく見ると、「ダル」が周囲を取り囲んでいるのが分かる(注・あまりに北さんが悲惨な状態なので、今回は画像のアップを中止いたしました)。
ということで。「本宮大社に着いたら、もうで餅を買ってくること」というかみさんの言いつけをよく守った後、現地を後にしたのであった。
また行きましょうね。北さん。』
・・・ 1年たったけど、北兄ィさんは「出かけましょう」と言うてくれませんなぁ。おかしいなぁ。


















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