こんな本を読んだ その233~235
10月も終わりだけれど、先日受診したドックの結果が封書で届いていた。総コレステロールが244と高めだが、後は無問題。胃透視も便潜血も。何度か人間ドックを受けてきて、そのたびに胃カメラだの大腸ファイバーだの上からも下からもチューブを挿入してもらってきたけど、今回初めて再受診の必要がないということになったのだ。・・・ これはひとえに「酒を呑まない」ということに尽きるのね。やはり酒毒は体を蝕むのである。怖い。怖い。「ドックで異常がなかったから」ということで祝杯として3日でトータル23缶発泡酒を呑んだけれど(えらいでちょ)、また断酒生活に戻って精進しているのだ
。
ということで。最近の読書。1冊目は、子が買ってきて2時間で読んでしまい、続いてかみさんも読んだらこれが大絶賛だったという、道尾秀介著 「片目の猿」 新潮文庫。 「 ・・・ 盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎。そして・・・。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ(本書背表紙より)」 あの超絶傑作「向日葵の咲かない夏」以来、氏の著作を読むのは2冊目だけど、今回も期待以上の面白さ。「なるほど。そういうことだったのですね」と深く深く納得させてくれるラスト。うまいなあ。
2冊目は、 早川いくを著 「へんないきもの 三千里」バジリコ出版社。あのゆかいな、「へんないきもの」で紹介されていた、へんな生き物たちが小説でふたたび登場。魚や軟体動物、節足動物が好きな人たち(ワシもその一人だ)にとっては、非常に和みつつ読み進める本でしょう(ま、再読はまずしないだろうから、いつもお世話になっている図書館でレンタルしたものを読んだのだった)。お話の半ば、主人公の少女が「ミクロの決死圏」さながらにヒトの血管内で免疫細胞に攻撃を受ける場面があるんだけれど。かみさんは数日前に新型インフルの予防接種を受けたということだが、いつもは赤く硬結する注射部位が今回の場合は少し赤くなっている程度。ワシはこの場面を読みつつ「かみさんの身体にとって新型インフルはまったく初めての遭遇であるから、免疫系のメモリー細胞も活性せず注射部位の戦いは静かに進行しているのだなあ」と一人うなずいたのだった。
3冊目は、島田雅彦・しりあがり寿の対談「一度死んでみますか?」PHP新書。あっという間に読んでしまったけれど、あれ? なんにも印象が残っていないな
。
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