こんな本を読んだ その242&243
・・・ ビール類を購入する場合、とりあえず的に半ダースが1パックにまとめられたものを求めるんだけれど、ワシは1本残さず呑みきってしまうのである。毎度毎度。性分が几帳面なので。ちなみに大箱で買うと半ダース1パックが都合4パック梱包されていて、これを4回の飲酒機会に消費してしまうので、もう箱買いはしないことにしている。あくまでも半ダース1パック/回なのである。でもしかし、これから寒いし夜中にWCに行きたくなるしそもそもそうした呑み方は翌日酒毒との闘いが厳しいしということで、ちょっとパターンを変えてみることにした。先日読んだ 柴田 哲孝氏の「ダンサー」の主人公、有賀雄二郎が愛飲しているジム・ビーム。それと、酒屋の棚でこいつの隣に並んでいたアーリータイムズ。バーボンを飲る(「やる」と読んでね)のなんて実に久しぶりだけど、ダブルに注いだこいつをなめながら本を読むのはなかなか快適なのである。一杯で充分だし(ということは読んだ内容キチンと覚えているしで)。
それはさておき。先日は子の書架から持ち出した、森見 登美彦著 「夜は短し歩けよ乙女」 角川文庫を読んだ。「 『黒髪の乙女』にひそかに想いを寄せる『先輩』は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも『奇遇ですねえ』というばかり。そんな二人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作!(背表紙・解説より)」ということで。4部構成になっているけど、それぞれ独特な世界が広がっていて実にオモチロイ。子も氏の作品が大好きでワシもこのことには同感なのであった。それにしても、最終章の「魔風邪恋風邪」で描かれている状況、猖獗を極める最近の流感を彷彿させるのが苦笑い。ワシは20日にこいつのワクチン接種をしてもらったけれど、かみさんの時と同様、施行部位は腫れもせず赤くもならず。以前にも書いたけれど、免疫系がメモリーしていない新しいウイルスのワクチンだから、注射した部位に白血球が集まらないということですか。
2冊目は、三咲 光郎著 「砲台島」 早川書房。砲台島=紀淡海峡に浮かぶ友ケ島のことで、先の大戦中は大阪湾を防衛する要塞であったという。現在はレンガ造りの火薬庫跡などを見ることが出来るらしい(山と渓谷社の「和歌山の山」で紹介されている)。物語は大戦末期、島で発生した砲兵たちの焼殺事件を端緒に進んでいくのだが、重厚な描写は読みごたえ十分。和歌山の方言もキッチリと記されていて臨場感たっぷりだ。この本、書店の店頭に並んでいた時買いそびれて、先日図書館で巡りあい即レンタルしたものでした。助かるわ。めだか姐さんが読みたいという「時間の止まった家」という新書も図書館の蔵書。ぜひレンタルを。あの、棚に収められている新書をどんどん読んでいけば、ずいぶん賢くなれるのではないかとワシは思っている。あ。すぐ忘れてしまうからそうでもないか
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